「結婚しないの?」という質問に疲れ果てた日々
また来たよ、この質問。
親戚の集まりに行くたび、同窓会に顔を出すたび、必ず誰かが聞いてくる。「いい人いないの?」って。
35歳になった頃、正直もう限界だった。
周りの友達は次々と結婚して、SNSには幸せそうな家族写真がズラーッと並ぶ。見るたびに胸がギュッとなって、スマホを閉じる。(なんで俺だけ…)
でもさ、ある日ふと気づいたんだよね。
俺、本当に結婚したいのか?
それとも「結婚しなきゃいけない」って思い込んでただけなのか。
プレッシャーという名の見えない鎖
30代に入ってから、マジでヤバかった。
婚活アプリ開いても、合コン行っても、頭の中は「この人、結婚相手として大丈夫かな」ばっかり。年収は?家事できる?親との関係は良好?子どもは何人欲しいの?
もうね、人間見てないんだよ。条件しか見てない。
ある日、マッチングアプリで知り合った女性と初デートした時のこと。カフェで向かい合って座った瞬間、彼女が言ったんだ。
「将来の結婚観について聞いてもいいですか?」
…まだコーヒーも来てないんですけど(笑)
でも俺も人のこと言えない。内心では「この人の年収どのくらいだろう」「共働き希望かな」って計算してた。デートじゃなくて、完全に面接。お互い面接官みたいな顔してさ。
そりゃ楽しくないわけだよ。
経済的責任が重すぎる問題
会社の先輩が酔った勢いでぽつりと言った言葉が忘れられない。
「俺さ、本当は転職したかったんだよ。でも住宅ローンと子どもの教育費考えたら、無理だった」
その時の先輩の目、今でも覚えてる。疲れ切ってて、どこか諦めた感じで。
俺もそうなるのか?
自分のやりたいことより、家族を養う責任が優先される人生。それって本当に幸せなのかな。
もちろん、家族を持つことの喜びもあるだろう。でも、その代償がデカすぎない?
諦めた瞬間、肩の荷が降りた
転機は突然やってきた。
また失敗したマッチングアプリを閉じて、部屋で一人ぼーっとしてた夜。
「…もういいや」
声に出して言った。
結婚なんてしなくても、死ぬわけじゃないし。
その瞬間、不思議な感覚があった。肩からズシッとのしかかってた重りが、スッと消えた感じ。深呼吸したら、空気がやたら美味しかった。
翌日から、マジで世界が変わった。
同じ会社の女性社員と話す時も、「この人と付き合えるかな」じゃなくて、「この人面白いな」って純粋に思えるようになった。相手の笑顔を見て、素直に「いい笑顔だな」って感じられる。
条件とか、将来とか、そういうの全部取っ払ったら、人間関係ってこんなに軽くなるんだね。
成功事例:自然体で接したら逆にモテた
面白いことに、結婚を意識しなくなってから、女性と良い関係を築けるようになった。
今付き合ってる彼女とは、もう3年くらいの関係。でもお互い結婚の話は一切しない。週に1〜2回会って、美味しいもの食べて、お互いの近況報告して。それだけ。
「結婚しないの?」って彼女に聞かれたことある。
「したいと思う?」って聞き返したら、「今のままで十分幸せだよ」って。
結婚という形にこだわらなくても、愛情って成立するんだよな。
むしろ、お互いに「結婚しなきゃ」っていうプレッシャーがない分、純粋に相手のことを大切にできてる気がする。
時間という最高の財産を手に入れた
週末、何も予定がない朝。
ベッドで目が覚めて、「今日何しようかな」って考える時間。これがマジで最高なんだ。
家族サービスもない。子どもの習い事の送り迎えもない。義理の実家への訪問もない。
全部、自分のための時間。
最近ハマってるのは料理。前から興味あったんだけど、「どうせ結婚したら妻が作るだろうし」って思って避けてた。(今考えると、クソみたいな考え方だったわ…)
でも今は違う。週末に料理教室通って、平日の夜は新しいレシピに挑戦して。自分で作ったペペロンチーノが、店で食べるより美味かった時の感動ったらもう。
友達からは「結婚したら料理できる夫として重宝されるよ」って言われるけど、別にそのために料理してるわけじゃない。純粋に楽しいからやってるだけ。
この「純粋に楽しい」って感覚、久しぶりだった。
失敗談:最初は時間を持て余した
正直に言うと、結婚を諦めた直後は結構キツかった。
急に時間が余りすぎて、何していいかわかんなくて。土曜の昼間、部屋でボーッとしながら「俺、このまま何もせず年取っていくのか…」って不安になった。
でもそれって、今まで「結婚のため」「将来の家族のため」って言い訳して、自分の趣味や興味を探すことを怠けてただけなんだよね。
最初の半年くらいは試行錯誤だった。色んな趣味を試して、合わないものは辞めて。そうやって今の自分の好きなことを見つけていった。
時間の使い方って、練習が必要なんだ。
恋愛が「条件」から「気持ち」に変わった
昔の俺の恋愛チェックリスト(マジで作ってた…恥ずかしい)
- ☑️ 年収400万以上
- ☑️ 家事できる
- ☑️ 親と同居希望じゃない
- ☑️ 子ども2人希望
- ☑️ 共働きOK
うわぁ…今見ると、マジでヤバいな(笑)
人間をスペック表で見てたわけだよ。そりゃ恋愛うまくいかないわ。
今の恋愛観は全然違う。
「この人と一緒にいて楽しいか」 「価値観が合うか」 「お互いを尊重できるか」
シンプルになった。
52歳の先輩が教えてくれたこと
会社の先輩(52歳・独身)が飲みながら言った言葉が印象的だった。
「若い頃は、『この人と結婚したらどうなるか』ばっかり考えてた。子育ての方針、住む場所、両親との付き合い方…恋愛そのものを楽しむ余裕なんてなかったよ」
先輩、今彼女いるんだけど、めっちゃ楽しそう。
「結婚の話はしないの?」って聞いたら、「なんで?今のままで十分幸せだよ」って即答された。
結婚という枠組みがないからこそ、純粋に相手を思いやれる。
これ、深いなって思った。
親戚の集まりが怖くなくなった
去年の正月、実家に帰った時のこと。
いつものように親戚が集まって、いつものように「いい人いないの?」って話題になるかと思ったら…全然来なかった。
なんでか?
前年に両親に「俺、結婚しないから」ってハッキリ宣言したから。
最初、母親は泣きそうになってた。「孫の顔が見たかった」って。でも父親が「本人の人生だから」って言ってくれて。
1年経って、母親の態度も変わった。
「あんたが幸せならそれでいいよ。無理に結婚して不幸になるより全然いい」
この言葉聞いた時、涙出そうになった(実際ちょっと目が潤んだ)。
職場の人間関係も楽になった
同僚が子どもの写真見せてくれる時も、前は心のどこかで「いいなぁ…」って羨ましさと焦りがあった。
今は違う。
「可愛いね!」って素直に言える。純粋に相手の幸せを喜べる。
自分の道を歩んでるって確信があるから、他人と比べる必要がなくなった。
既婚の同僚とも、独身の同僚とも、フラットに付き合える。「結婚してる/してない」で自分の価値が変わるわけじゃないって、やっと理解できた。
お金の使い方が180度変わった
独身最大のメリット、それは経済的自由。
家族を養う責任がない分、自分への投資にガンガンお金使える。
俺の場合、フリーランスのデザイナーに転職した。会社員時代より収入不安定だけど、やりがいがケタ違い。好きな仕事で食ってける幸せ、マジで最高。
で、稼いだお金は全部自己投資。
- 最新のデザインソフト:月額2万
- 海外のデザイン展に行く:年1回、30万くらい
- オンライン講座:年間20万
家族いたら、こんな使い方できないでしょ。「子どもの教育費が…」「住宅ローンが…」ってなる。
でもこの投資が、さらに収入を上げることにつながってる。良い循環なんだよね。
老後資金もしっかり貯めてる
「独身だと老後が不安じゃない?」ってよく言われる。
確かにそうかもしれない。でも、子どもの教育費や住宅ローンがない分、早い段階から老後資金の積立に集中できる。
月15万円、老後資金用の口座に入れてる。35歳から始めて、65歳まで続ければ…計算したくないくらい貯まる(笑)
独身だからこそ、計画的にお金を貯められる。
人間関係が広がった、深くなった
結婚してたら絶対できなかったこと。
今、5つくらいのコミュニティに所属してる。
- 写真撮影サークル(月2回の撮影会)
- 山登りグループ(月1回)
- 読書会(月1回)
- 地域のボランティア活動(週1回)
- オンラインのデザイナーコミュニティ(毎日)
家族いたら、週末は家族サービスで埋まる。平日夜も子どもの世話。こんなに多様な人間関係、維持できない。
でも独身だからこそ、色んな人と深く関われる。
写真仲間とは、泊まりがけで撮影旅行行く。山登り仲間とは、早朝4時集合で富士山登った。読書会では、月に10冊読んで語り合う。
家族という小さなコミュニティじゃなく、広い世界とつながってる感覚。
これが俺の人生を豊かにしてくれてる。
ボランティア活動で見つけた生きがい
最近始めた地域の子ども食堂のボランティア、これがまた楽しくてさ。
週1回、小学生に勉強教えたり、一緒にご飯食べたり。「せんせー!」って駆け寄ってくる子どもたち見てると、「あ、俺も誰かの役に立ててるんだな」って実感する。
家族いたら、こういう活動に時間割けない。
自分の子どもじゃなくても、誰かの成長を支えられる。これも一つの幸せの形だよね。
孤独じゃない、一人が好きなだけ
「独身で寂しくないの?」
これ、よく聞かれる。
答えは…一人でいることと、孤独は別物だよ。
確かに最初は不安だった。「このまま誰にも看取られずに死ぬのか」とか、深夜にふと考えて眠れなくなったこともある。
でも今は違う。
一人の時間が、めちゃくちゃ貴重だって気づいた。
朝起きて、誰にも邪魔されずコーヒー飲んで、本読んで。週末は瞑想したり、日記書いたり。自分自身と向き合う時間。
これって、家族いたら確保するの難しいよね。
48歳の経営者が言った言葉
知り合いの経営者(48歳・独身)が言ってた。
「一人でいるからって寂しいわけじゃない。むしろ、自分としっかり向き合えることで、他人に依存しすぎない健全な人間関係を築けるんだよ」
この言葉、最初は意味わかんなかった。
でも今なら分かる。
自分で自分を満たせる人間になれば、他人に過度な期待をしなくなる。
だから友達との関係も、恋人との関係も、どこか余裕がある。相手に「幸せにしてもらおう」じゃなくて、「お互いを尊重し合おう」って思える。
やりたいことに全力投球できる幸せ
最近、ずっと書いてた小説が出版社の目に留まった。
39歳、初めての書籍化。
もし結婚してたら、この小説書けてなかったと思う。
平日は仕事終わって夜中まで執筆。休日は図書館にこもって資料読み漁って。家族いたら「パパー遊ぼー」って言われて、書けないよね(笑)
自分のやりたいことに、全エネルギーを注げる。
これが独身最大の武器かもしれない。
資格取得も、スキルアップも、趣味の追求も。全部、自分のペースでできる。誰にも気兼ねなく。
結局、幸せって何?
結婚を諦めて5年。
今、幸せか?って聞かれたら、めっちゃ幸せって即答できる。
もちろん、結婚して幸せな人もいる。それは否定しない。
でも「結婚しなきゃ幸せになれない」って思い込みから解放されたら、世界がこんなに広がるとは思わなかった。
自分の時間、自分のお金、自分の人生。
全部、自分で決められる自由。
これが俺にとっての幸せの形だった。
親戚の「結婚しないの?」も、もう怖くない。
「しないよ、今めっちゃ楽しいから」って、笑顔で答えられる。
もしあなたが今、結婚へのプレッシャーで苦しんでるなら、一度立ち止まって考えてみて。
本当に結婚したいの?それとも、しなきゃいけないと思い込んでるだけ?
答えは人それぞれ。でも、自分の本音と向き合うことから、本当の幸せは始まるんだと思う。
結婚という形にこだわらなくても、人生は豊かになる。
これ、経験者が保証するよ(笑)
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